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身近な人と話そう


「私は、話が上手くないから。相手には、面白くないだろうから。」という姿勢で、日常会話から外れてしまう人がいます。
でも、ちゃんと話してみると、そうおっしゃる人こそ、けっこう素敵な言葉を持っていたりします。
それなのに、そうしたかたが、講演会並みの喋りをしないといけないと思っていらっしゃることがあります。
誰も、「立派な講演会をしてくれ!」とは、頼んでいないのに。
ところで、不特定多数の人々を前に行う講演会の言葉と言えば、リップサービスなんかも含まれていたりします。
そのリップサービスが出来ないといけないのだと、日常において、言葉の完ぺき主義者になってしまう。
でも、それはそれ、これはこれです。

1対1でのんびりと会話をする際、リップサービスにばかり注目していては、相手にとって、お調子者に映るものです。
立派な講演会が素晴らしいように、立派な講演会でないからこそ味わえる会話があるのです。
そのことを知らないと、口下手を自称しながらも、基礎は飛ばしてハイレベルを語るといった、あべこべが生まれます。

特別でなくとも良いのです。何気ない日常のこと、そうした中で体験し、素朴に感じたこと等をゆっくりと口にしていってみることが大切です。
始めのうちの、ぽつりぽつりと出てくる言葉を大切にしてやればよいのです。
大切にしてやるというのはどういうことかと言いますと、ぽつりぽつりとでも言葉の出始めたことに、価値があると思ってやることです。
種を蒔いていきなり花を咲かせるのではなく、最初は二葉になることを楽しみにしてやれば良いのです。

「私なんかが、話をしなくてもいい。」と諦めてみたところで、人生は短く、たかだか80年です。
寝ても覚めても、自分というあり方で自身を語り、誰かと共有出来るのはこの時だけなのです。
話さないことばかりに目をやるのではなく、話してみてもいいじゃないですか。
あなたの周りの身近な人にだって、制限時間はあるのです。
ああ、話しておけば良かったなんて後悔しても、始まりません。

話せないストレスとおつき合いするのもオツなものですが、ストレスを手放す勇気も必要ではないでしょうか。







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