こころ音ウェブリング

 



メンタルヘルスリンク集

こころ音の原型

私は私、あなたはあなた



私は、私。あなたは、あなたである。
私がこの世に生きているのは、あなたの期待に応えるためではない。
また、あなたがこの世に生きているのは、私の期待に応えるためではない。
私は私です。あなたはあなたです。
        (フリッツ・パールズ:ゲシュタルト療法、ナカニシヤ出版より)


上記は、心理学者フリッツ・パールズによる言葉であり、
「ゲシュタルトの祈り」と呼ばれています。

パールズは自身の提唱した心理用法のワークを行う際、
参加者共々、この言葉を唱えて始めていたそうです。

自他を尊重し、自らの身を自らで守り維持してゆく意志を表す、
素晴らしい言葉であるとは思いませんか?この言葉に出会った時の
私は、どっしりと心に響くものを私は感じとりました。

人が人と己を分かち合うためには、欠かせないものがあります。
その一つ、健全な自他境界と呼ばれるものがありますが、それは、
その都度、自らに意識がけるくらいの気持ちで扱わなければ、
いとも簡単に崩れてしまうものでもあります。

親しいからと言って、境界線を全く持たなければ、
相手を操作してしまう、或は相手から操作されてしまいかねません。
これでは、支配・被支配関係の第一歩です。
一方で、警戒し過ぎるあまり、分厚い壁を築いてしまっては、
相手の姿を思い込みでしか図れなくなります。更に、
この摂理の影響を受けるのは、いかなる人格者とて同じなのです。

ですから、真に分かち合いという方向を目指す際、欠かせないのが、
自他境界への意識がけ、吟味し続ける姿勢なのです。

「他者に対して、己に対しておごることなかれ!」
私なりの解釈となりますが、
おそらくはこれが、パールズの信念であり、目指したものであり、
よきものでもあるがために、パールズ亡き後も残っている、
知恵という宝であるのではないでしょうか。。。

いわゆる優等生カウンセリングではない、
生身の人生が滲み出た、パールズ自身のゲシュタルト療法からも、
「こころ音」の原型を頂いています。







澄美





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